排水口のヌメリと私の10年戦争、ついに終戦しました

泡立った洗剤が渦を巻く排水口のクローズアップ。清潔さを保つための排水口掃除の様子。 台所

はじめまして、生活アドバイザーのゆりと申します。今年で31歳になったんですが、恥ずかしい話、排水口掃除だけはずっと逃げ回ってきました。

一人暮らしを始めた21歳の頃から今まで、どれだけ「明日やろう」「今度の休みに」と先延ばしにしてきたことか…。正直、排水口のヌメリを触るくらいなら、多少の異臭は我慢しようって思ってました。ダメですよね、分かってるんです。

でも去年の夏、友人が遊びに来た時に「なんか変なニオイしない?」って言われて、さすがにもう限界だと思ったんです。そこから本格的に色々試して、最終的にたどり着いたのが過炭酸ナトリウムでした。

この記事を読んでわかること

  • 私が実際に試した過炭酸ナトリウムでの排水口掃除の方法
  • 失敗を重ねて分かった、効果的な分量と時間の関係
  • 他の掃除剤と実際に比べてみた感想とコスト計算
  • 同じように悩んでいる人たちのリアルな声

とりあえず結論:私の今のやり方

いきなりですが、今の私のやり方をお教えします。これに落ち着くまでに半年かかりました。

  1. 排水口に過炭酸ナトリウムを25g(だいたい大さじ2杯弱)
  2. お湯(45℃くらい)を250ml注ぐ
  3. 45分放置
  4. 水でザーッと流す

以上です。

最初は「えー、こんなので本当にキレイになるの?」って半信半疑でした。でも粉にお湯をかけた瞬間、「ブクブクブク!」って泡が立って、それが段々「シュワシュワ…」って小さい泡に変わっていく様子を見て、「あ、何かが起きてる」って思ったんです。

45分後に水を流したら、あのヌルヌルが嘘みたいに消えてて、思わず「うわー!」って声が出ました。隣の部屋にいた母(実家に帰ってた時の話です)が「どうしたの?」って心配して来たくらい。

私がなぜここまで排水口掃除を嫌がってたか

たぶん、同じような人いっぱいいると思うんです。私の場合は:

触感が無理
あのヌルヌルした感じ、本当にダメなんです。一度触ったら、手を10回洗っても気持ち悪い感じが残るっていうか…。

ニオイも嫌
特に夏場のあの生臭いニオイ。塩素系の漂白剤を使った時のツーンとした匂いも苦手で。

めんどくさい
ゴム手袋して、換気して、ブラシ用意して…って考えるだけで「今度でいいや」ってなっちゃうんです。

去年までの私は、本当に月1回やれればいい方でした。ひどい時は2ヶ月放置なんてことも…。友人が指摘してくれて、本当に良かったです。

ゆり
ゆり

排水口掃除って、触感もニオイも全部ムリ…

過炭酸ナトリウムって何?調べてみました

最初は「過炭酸ナトリウム」って聞いて、「なんか化学薬品っぽくて怖い」って思いました。でも調べてみると、思ったより安全なものだったんです。

炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の仕組み
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の仕組み
正式名称
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物
(Sodium Carbonate Peroxide)
動作の仕組み
1
水に溶解
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が水に溶ける
2
酸素発生
活性酸素が発生し、汚れの分子を分解
3
汚れ分解
酸素の力で汚れを細かく分解
🧪
分解後の最終生成物
H₂O
+
Na₂CO₃
炭酸ソーダ
(重曹みたいなもの)
環境に優しい安全な物質に分解されます
👃
特徴
ニオイ
ほぼ無臭
安全性
環境に優しい

専門的なことはよく分からないんですが、要するに「酸素の力でヌメリを分解する」ってことらしいです。塩素みたいな強い薬品じゃないから、換気をそんなに気にしなくていいのも助かりました。

実際使ってみると、本当にニオイがしないんです。むしろ、泡がブクブク出てる様子がなんか楽しくて。初めて使った時は、泡を見たくて何度も覗きに行きました(笑)。

他の方法と比べてみた結果

過炭酸ナトリウムにたどり着くまで、色々試したんです。その比較をまとめてみました。

掃除方法効果安全性使いやすさ1回のコスト私の感想
過炭酸ナトリウム約30円今のお気に入り
塩素系漂白剤約15円効くけどニオイが…
重曹+クエン酸約20円こする必要あり
市販のパイプクリーナー約50円可もなく不可もなく

コストだけ見ると塩素系が一番安いんですが、私には向きませんでした。一度、換気を忘れて使って、咳が止まらなくなったことがあるんです。それ以来、ちょっとトラウマになってて。

重曹とクエン酸の組み合わせも試しました。確かに泡は出るんですが、結局最後にブラシでこすらないといけないのが嫌で続きませんでした。

市販のパイプクリーナーは無難なんですが、値段が高いのと、「これで本当にキレイになってるのかな?」って実感が薄かったです。

過炭酸ナトリウムは、コストと効果のバランスが私には一番良かったです。何より、泡が目に見えるから「効いてる!」って感じられるのが良いんです。

私の失敗談と、今の正解にたどり着くまで

最初から上手くいったわけじゃありません。結構失敗もしました。

失敗その1:お湯が熱すぎた
最初の頃、「熱い方が効くでしょ」と思って、沸騰したお湯を使いました。そしたら、あんまり泡が立たなくて効果も今ひとつ。後で調べたら、熱すぎると逆効果なんですね。今は45℃くらいのお湯を使ってます。

失敗その2:量をケチった
「高い粉だし、少しでいいでしょ」と思って10gくらいしか使わなかった時があります。全然効果なし。今思えば当然ですね。

失敗その3:湿気で粉が固まった
梅雨の時期に、普通の瓶に入れて保存してたら、石みたいに固まってしまいました。あれはショックでした。今はジップロックに小分けして、さらに密閉容器に入れてます。

失敗その4:時間を計らずに放置しすぎた
最初の頃、「長い方がいいでしょ」と思って3時間も放置したことがあります。でも1時間以上はあんまり意味ないみたいです。今は45分で統一してます。

ゆり
ゆり

“熱い方が効く”って思い込み、私もやった…

放置時間による効果の違い:私の実験結果

これも失敗を重ねて分かったことなんですが、放置時間で効果が変わります。

15分:泡は出るけど、ヌメリは半分くらいしか取れない
30分:軽いヌメリなら取れるけど、頑固なのは残る
45分:だいたいのヌメリはスッキリ取れる
1時間:45分とあんまり変わらない
それ以上:効果は変わらず、時間の無駄

私は基本45分にしてます。よっぽど汚れがひどい時は1時間にしますが、普通はそこまで必要ないです。

リアルな泡の様子を詳しく

これ、最初に見た時は本当にびっくりしました。

粉にお湯をかけた瞬間、「ブクブクブク!」って勢いよく泡が立ちます。最初は大きい泡なんですが、だんだん「シュワシュワシュワ…」って細かい泡に変わっていくんです。

色も最初は真っ白なんですが、時間が経つにつれて透明っぽくなってきます。多分、汚れが分解されて泡の色が変わってるんだと思います。

音も面白くて、最初は「ブクブク」って大きい音なんですが、だんだん「シュー…」って静かになっていきます。私はこの音を聞くと「あ、効いてるな」って安心します。

泡が排水口の隅々まで広がっていく様子も、なんか見てて気持ちいいです。最初は一箇所からブクブク出てたのが、だんだん全体に広がって、ヌメリを包み込んでいく感じ。

季節で変えてる私なりの工夫

1年使ってみて、季節によって少し変えた方がいいなって思いました。

夏(6〜8月):湿度が高いせいか、ヌメリが頑固になりがち。30gで1時間放置することが多いです。月2回やることも。

冬(12〜2月):乾燥してるからか、ヌメリもそんなにひどくならない。20gで45分で十分です。

梅雨(6月):一番大変な時期。ヌメリもニオイもきつくなるので、35gで1時間はやります。

春・秋:標準の25gで45分でOK。

これは完全に私の感覚なので、他の人に当てはまるかは分からないですが、参考までに。

周りの人の反応

この方法を友人や家族に教えたら、みんな興味を持ってくれました。

新米ママの斉藤さん(大学時代の友人)
「離乳食作るから、変な薬品は使いたくなかったの。これなら安心だし、子どもが泡を見て喜んでる!」

一人暮らしの弟(24歳)
「理科の実験みたいで面白い。インスタにも上げたよ(笑)」

同僚の田中さん(40代主婦)
「15年間塩素系使ってたけど、これに変えたら手荒れしなくなった。もっと早く知りたかった!」

実家の母(60歳)
「最初は半信半疑だったけど、本当にキレイになるのね。今度からこれにするわ」

みんな、思ってたより効果があったって驚いてました。特に田中さんは、手荒れが改善されたって喜んでくれて。やっぱり塩素系は刺激が強いんですね。

購入と保管の話

過炭酸ナトリウムは、最初どこで買えばいいか分からなくて。

買える場所

  • ドラッグストア(マツキヨ、ウエルシアなど)
  • ホームセンター(コーナン、カインズなど)
  • ネット通販(Amazon、楽天)

私は最初ドラッグストアで500g入りを買いました。値段は700円くらい。ネットの方が種類も多いし、まとめ買いすると安いんですが、最初は実物を見てから買いたかったので。

保管方法
これが意外と大事で、湿気に弱いんです。私が失敗した経験から:

  • ジップロック(小分け用)
  • 密閉容器(タッパーみたいなやつ)
  • 湿気取り(お菓子についてるシリカゲルを取っておいて入れてます)

梅雨の時期は特に注意が必要です。一度固まってしまうと、もうダメですからね。

年間コストを計算してみました

せっかくなので、1年間のコストを計算してみました。

過炭酸ナトリウム代

  • 500g:700円
  • 1回の使用量:25g
  • 1ヶ月の使用回数:1回
  • 年間使用量:300g
  • 年間コスト:420円

電気代(お湯代)

  • 1回250mlのお湯:約5円
  • 年間:60円

合計:480円

月40円です。これで排水口掃除のストレスから解放されるなら、安いもんだと思います。コンビニのおにぎり半分の値段ですからね。

私の中で起きた変化

この方法を始めてから、結構変わったことがあります。

掃除へのハードルが下がった
これまで「排水口掃除=嫌なこと」だったのが、「まあ、やってもいいかな」くらいになりました。泡が出る様子を見るのが楽しみになったのは、自分でも意外でした。

キッチンに立つのが気持ちよくなった
排水口がキレイだと、なぜかシンク全体も大事に使うようになるんです。料理も前より楽しくなった気がします。

友人を家に呼べるようになった
以前は「もしかしてニオイしてるかも…」って不安でしたが、今は全然平気です。

自分に自信がついた
「私って掃除苦手なダメな人間」って思ってたのが、「ちゃんとやるべきことはやれる人」に変わった感じ。小さいことですが、これは大きいです。

まとめ:同じように悩んでる人へ

長々と書いてしまいましたが、言いたいことは一つです。

排水口掃除が嫌いで嫌いで仕方ない私でも、この方法なら続けられています。

もちろん、全ての人に合うとは限りません。でも、私と同じように「触りたくない」「ニオイが嫌」「めんどくさい」って思ってる人には、きっと役に立つと思います。

最初はちょっとお金がかかりますが(700円くらい)、それで1年以上使えるし、何より精神的に楽になります。私みたいに「掃除しなきゃ」って思いながら先延ばしにしてストレス溜めるくらいなら、一度試してみる価値はあると思います。

この記事を読んで分かったことと考えるべきこと

  • 過炭酸ナトリウムは、正しい使い方(25g、45℃のお湯250ml、45分放置)で効果的に排水口掃除ができる
  • 他の掃除方法と比べて、安全性と効果のバランスが良く、年間コストも480円と経済的
  • 失敗を重ねながらも自分なりの方法を見つけることで、嫌いだった掃除が習慣化できる
  • 保管方法(湿気対策)や季節による調整など、細かいコツが長続きの秘訣
  • 掃除方法を変えることで、生活全体への意識や自信も変わる可能性がある

今夜、騙されたと思って一度試してみませんか?私は最初「どうせまた失敗するんだろうな」って思ってましたが、今では月1回の楽しみになってます。あの「ブクブク」って音を聞くと、「今月もやったぞ!」って達成感があるんです。​​​​​​​​​​​​​​​​

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